毛布を家で洗いたいけれど、いつもの洗濯洗剤をそのまま入れていいのか迷いますよね。
毛布は素材によって合う洗剤が違い、粉末か液体かでも仕上がりが変わります。
毛布の洗濯に使う洗剤の選び方と、洗剤の量や入れ方、柔軟剤の使い方、干し方まで順番に紹介します。
◆毛布の洗濯洗剤は液体の中性洗剤がおすすめ
毛布を洗濯機で洗うなら、液体タイプのおしゃれ着用洗剤(中性洗剤)を選ぶのがいちばん無難です。
おしゃれ着用洗剤は、縮みや毛羽立ちを抑えながら洗えるように作られています。
毛布は厚みがあり、洗濯機の中で大きく動くので、生地への負担を減らせる洗剤のほうが仕上がりがきれいです。
粉末洗剤は避けたほうがいいです。
日立の洗濯機の取扱説明書でも、毛布を洗うときは液体合成洗剤を使い、粉末洗剤は溶け残るおそれがあるので使わないよう書かれています。
毛布は厚い生地が何重にも重なった状態で洗うため、溶け残った粉が毛の中に入ると、すすぎで落ちにくくなるんです。
いつもの液体洗剤でも洗える毛布はある
アクリルやポリエステルの毛布で、洗濯表示に洗濯機のマークがあれば、いつもの液体洗剤でも洗えます。
汗や皮脂のにおいが気になる毛布は、洗浄力の強い普通の液体洗剤のほうが汚れはよく落ちます。
ふんわり感を残したいか、汚れを落としたいかで選び分けるのがおすすめです。
◆毛布の洗濯で普通の洗剤とおしゃれ着用洗剤は使い分ける
汚れやにおいを落としたい毛布は普通の液体洗剤、肌ざわりや毛並みを残したい毛布はおしゃれ着用洗剤と使い分けるのがおすすめです。
ふだん使っている洗濯洗剤の多くは弱アルカリ性で、皮脂汚れをよく落とします。
おしゃれ着用洗剤は中性で、洗浄力は少し落ちる代わりに、縮みやほつれなどのダメージを抑えられます。
毛布の場合、汚れの多くは寝ているときの汗と皮脂です。
1シーズンに1回だけ洗う毛布なら、においを残さないよう普通の液体洗剤で洗うのも1つの方法です。
一方で、肌に直接かける柔らかいマイクロファイバーの毛布は、強い洗剤で洗うと毛先が固まってごわつきやすくなります。
| 毛布洗濯の洗剤 | 液性 | 汚れ落ち | 向いている毛布 |
|---|---|---|---|
| 普通の液体洗剤 | 弱アルカリ性が多い | 強い | 汗やにおいが気になる化繊や綿の毛布 |
| おしゃれ着用洗剤 | 中性 | ふつう | 毛並みを残したい毛布や色の濃い毛布 |
| 粉末洗剤 | 弱アルカリ性が多い | 強い | 溶け残りやすいので毛布には使わない |
淡い色の毛布は蛍光増白剤の入っていない洗剤を選ぶ
ベージュやピンクなど淡い色の毛布は、蛍光増白剤の入っていない洗剤を選ぶと安心です。
蛍光増白剤は白いものを白く見せる成分で、淡い色の生地に使うと色が変わって見えることがあります。
洗剤の容器の裏にある成分表示を見て、「蛍光剤」の文字がないものを選びましょう。
◆毛布の素材で洗剤と洗い方を決める
家で洗えるのはアクリルとポリエステル、綿の毛布が中心で、ウールやカシミヤの毛布はクリーニングに出すのがおすすめです。
日立の洗濯機の取扱説明書では、毛布コースで洗えるのは化繊(アクリルかポリエステル)と綿の毛布で、羊毛やカシミヤ、電気毛布は洗えないと書かれています。
ただし、洗濯できる電気毛布もあるので、電気毛布は本体の取扱説明書に従ってください。
| 毛布の素材 | 家で洗えるか | おすすめの洗剤 |
|---|---|---|
| アクリル | 洗濯表示を見て洗える | おしゃれ着用洗剤 |
| ポリエステル(マイクロファイバー) | 洗濯表示を見て洗える | おしゃれ着用洗剤か普通の液体洗剤 |
| 綿 | 洗濯表示を見て洗える | 普通の液体洗剤 |
| ウール(羊毛)やカシミヤ | クリーニングがおすすめ | 家では洗わない |
◆洗濯機で毛布を洗うときの洗剤の量と入れ方
毛布を洗うときの洗剤は、洗剤の容器に書かれた量を守り、多く入れすぎないことが大切です。
汚れが多いからと洗剤を増やすと、すすぎで落としきれずに毛布に残ります。
残った洗剤はごわつきやにおいの原因になるので、量は表示どおりにしましょう。
毛布を洗う前に洗剤の原液で汚れを落としておく
目立つ汚れには、洗濯機に入れる前に洗剤の原液を付けて軽くたたいておくと、毛布の汚れが落ちやすくなります。
毛布の首元や足元は、皮脂や汗の汚れがたまりやすい場所です。
洗濯機で毛布全体を洗うだけでは、こうした部分の黄ばみが残ることがあります。
- 汚れた部分に、洗濯に使う液体洗剤の原液を少しだけ付けます。
- 洗剤のキャップの底やタオルで、汚れの上を軽くたたきます。
- 5分ほど置いてから、そのまま洗濯機に入れます。
こすると毛が立って毛玉になりやすいので、たたくだけにしましょう。
血液の汚れは、お湯を使うと固まって落ちにくくなるので、水で下洗いしてください。
洗う前に布団たたきで軽くたたいて、表面のホコリを落としておくのもおすすめです。
洗濯機で毛布を洗う順番
- 洗濯機の取扱説明書で、毛布を洗えるコースと洗える重さを確かめます。
- 毛布を汚れた面が外側になるようにじゃばら折りにします。
- じゃばら折りにした毛布を丸めて、大きめの洗濯ネットに入れます。
- 洗濯機に入れて、毛布コースか大物洗いコースを選びます。
- 液体洗剤を洗剤投入口に入れて、スタートします。
- 終わったらすぐに取り出して、シワが付く前に干します。
毛布は水に浮きやすいので、水がたまったところで一度止めて、手で5回か6回ほど押し沈めると洗剤液がよくしみ込みます。
洗濯機の種類によって洗える毛布の重さが違うので、取扱説明書の数字を必ず確かめてください。
日立の縦型洗濯機の例では、毛布コースで洗えるのは総重量6kg以下、ダブルサイズなら1枚までと書かれています。
洗濯機に入らない毛布は浴槽で洗える
洗濯機に入らない大きな毛布は、浴槽で洗う方法もあります。
浴槽にぬるま湯をためておしゃれ着用洗剤を溶かし、じゃばら折りにした毛布を入れて足で踏み洗いします。
洗剤液を流してから、きれいな水をためてすすぎを2回か3回くり返し、洗濯機で短く脱水すると水が切れます。
すべりやすいので、壁や手すりにつかまって足踏みしてください。
◆毛布の洗濯に柔軟剤を足すと静電気が起きにくい
毛布を洗うときは、洗剤と一緒に柔軟剤も入れておくと、静電気が起きにくくふんわり仕上がります。
アクリルやポリエステルの毛布は、冬の乾いた部屋で静電気が起きやすい素材です。
柔軟剤は洗濯機の柔軟剤投入口に入れておけば、最後のすすぎで自動で入ります。
洗剤と柔軟剤を同じところに入れると、洗っている間に柔軟剤が流れてしまうので、必ず別々の投入口に入れましょう。
柔軟剤の量も多すぎると毛布がべたつくことがあるので、容器の表示どおりにしてください。
◆洗剤で洗った毛布はM字干しで早く乾かす
洗い終わった毛布は、物干し竿を2本使ってM字かコの字の形に干すと、間に風が通って早く乾きます。
1本の竿に二つ折りでかけると、内側が乾きにくく、生乾きのにおいが残りやすくなります。
途中で表と裏を入れ替えると、乾きむらが減ります。
湿っているうちにブラシで毛並みをそろえておくと、乾いたあとの手ざわりがよくなります。
陰干しのマークが付いている毛布は、直射日光を避けて干しましょう。
部屋の中で干すときは、扇風機やサーキュレーターの風を当てると乾く時間が短くなります。
◆毛布の洗濯洗剤を選ぶときに確かめること
毛布を家で洗う前には、洗濯表示、素材、洗剤が液体かどうかの3つを確かめれば十分です。
- 洗濯表示に、家で水洗いできるマークがあるか
- 毛布の素材がアクリル、ポリエステル、綿のどれかか
- 使う洗剤が液体で、淡い色の毛布なら蛍光増白剤が入っていないか
この3つがそろっていれば、毛布はクリーニングに出さなくても家で洗えます。
迷ったら、液体のおしゃれ着用洗剤と柔軟剤、大きめの洗濯ネットを用意して、次の晴れた日に毛布を洗ってみてください。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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