引っ越しや衣替えで、古いプラスチックの衣装ケースが余っていませんか。
大きいので燃えるごみに出してよいのか、粗大ごみにするのか迷いますよね。
衣装ケースの捨て方は、ケースの大きさと住んでいる自治体の決まりで変わります。
ここでは、粗大ごみで出すときの流れと、切って普通のごみに出すときの注意、売る・譲るといった捨てない方法まで順に紹介します。
プラスチックの衣装ケースは30cm超で粗大ごみの地域が多い
多くの自治体では、いちばん長い辺が30cmを超えるごみを粗大ごみとして扱っています。
一般的な引き出し式の衣装ケースは、幅40cm前後、奥行き50cm前後あります。
そのため、そのままの形なら粗大ごみになるケースがほとんどです。
ただし、基準の長さは自治体ごとに違います。
50cmを基準にしている地域や、指定のごみ袋に入れば燃やすごみに出せる地域もあります。
分別表に「衣装ケース」の項目が無いときは、「プラスチック製品」や「収納ケース」の項目を探すと見つかることが多いです。
衣装ケースの捨て方は4通り 手間と費用で選ぶ
手間をかけたくないなら粗大ごみ、手数料をかけたくないなら切って普通のごみに出すのが基本です。
まだきれいに使えるものなら、売ったり譲ったりして捨てずに手放す方法もあります。
| 捨て方 | 手間 | 費用 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 粗大ごみに出す | 申し込みとシール貼り | 自治体の手数料 | 1個から2個を確実に出したい人 |
| 切って普通のごみに出す | 切る作業がいる | かからない | 手数料をかけたくない人 |
| 不用品回収業者に頼む | ほとんどない | 回収料金がかかる | ほかの家具と一緒に出したい人 |
| 売る 譲る | 掃除と出品 | かからないことが多い | きれいなケースが何個もある人 |
数が1個か2個なら粗大ごみ、5個以上まとめて手放すなら回収業者やリユースも比べてみるのがおすすめです。
衣装ケースを粗大ごみで出す5つの手順
粗大ごみの衣装ケースは、申し込みをしてから処理券を貼り、決められた日の朝に出します。
申し込みから回収日までは、1週間から2週間ほどかかる自治体が多いです。
引っ越しの日が決まっているなら、早めに申し込んでおきましょう。
手順1 衣装ケースの中身を全部出す
引き出しの中に服や防虫剤が残っていると、回収してもらえないことがあります。
引き出しを全部抜いて、奥に物が落ちていないかも確かめてください。
手順2 自治体の粗大ごみ受付に申し込む
電話かインターネットで申し込みます。
品目は「衣装ケース」や「収納ケース」を選び、個数と大きさを伝えます。
手順3 処理券を買って衣装ケースに貼る
コンビニやスーパーで、申し込みのときに伝えられた金額分の処理券を買います。
処理券には受付番号や名前を書き、衣装ケースの見えるところに貼ってください。
手順4 引き出しが飛び出さないようにテープでとめる
運ぶときに引き出しが抜けると、ケースが割れたり中の部品が落ちたりします。
引き出しの前面を、ガムテープで本体に2か所ほどとめておくと安全です。
手順5 回収日の朝に決められた場所へ出す
回収日の朝8時までなど、出す時間が決まっている自治体がほとんどです。
前の晩から出しておくと、地域によっては注意されることがあるので、案内された時間に合わせましょう。
衣装ケースを切って燃やすごみやプラスチックごみに出す方法
衣装ケースを30cm以下に切れば、普通のごみとして出せる自治体が多いです。
プラスチックの衣装ケースは、ポリプロピレンでできているものが多く、家庭用ののこぎりで切れます。
ただし、切る作業は思ったより時間がかかります。
引き出し式のケース1個を30cm以下に切るのに、30分から1時間ほど見ておくと安心です。
手順1 自治体が切って出すことを認めているか確かめる
粗大ごみの大きさのものは、切っても粗大ごみとして出すよう決めている自治体もあります。
分別表に「30cm未満に切れば燃やすごみ」などと書かれているかを、先に確かめてください。
手順2 軍手と保護めがねをつけて切る
プラスチックは切り口がとがり、細かい破片も飛びます。
古くなって日焼けしたケースは割れやすく、力を入れると急に割れることがあります。
床に段ボールを敷いて、ケースを足で押さえながら少しずつ切りましょう。
手順3 指定のごみ袋に入れて出す
切ったプラスチックは、自治体の分け方に合わせて燃やすごみやプラスチックごみの袋に入れます。
とがった切り口で袋が破れないよう、切り口どうしを内側に向けて入れておくと安全です。
キャスターや金属のレールは衣装ケースから外して分けて出す
衣装ケースを切って出すときは、キャスターや金属の部品を外してから分けて出します。
プラスチックごみとして出すものに金属が付いていると、回収してもらえないことがあります。
粗大ごみでそのまま出す場合は、付いたままでよい自治体がほとんどです。
- キャスター … 裏から押し込んであるものは、引っ張ると外れます。外れたら不燃ごみか金属ごみへ
- 金属のレールやねじ … ドライバーで外して不燃ごみか金属ごみへ
- 木の天板 … 天板付きのチェストは、天板を外して燃やすごみか粗大ごみへ
ケースの底や側面には、材質を書いた表示があることが多いです。
PPと書かれていればポリプロピレン、PSならポリスチレンで、どちらもプラスチックとして扱われます。
材質が分からないときは、プラスチックと金属が混ざったものとして、自治体の案内に従って出してください。
まだ使えるプラスチックの衣装ケースは捨てずに手放す
割れや汚れの無い衣装ケースは、ごみに出す前にリユースできないかを考えてみてください。
衣装ケースは、新しい部屋への引っ越しや子どもの衣類の整理で欲しい人が多い家具です。
- リサイクルショップに持ち込む … 引き出し3段以上のケースや人気メーカーのものは引き取ってもらいやすいです
- フリマアプリや地域の掲示板で譲る … 取りに来てもらえば運ぶ手間もかかりません
- 自治体の回収に出す … プラスチック製の衣装ケースを集めてリサイクルしている自治体もあります
売る前には、水ぶきで汚れを落とし、キャスターなどの付属品をそろえておきましょう。
黄ばみやひび割れがあるケースは、引き取ってもらえないことが多いので、そのときは粗大ごみに出すほうが早いです。
衣装ケースを捨てる前に確かめる3つのこと
衣装ケースの捨て方で迷ったら、大きさ、自治体の分け方、まだ使えるかの3つを順に確かめてください。
分別表で、衣装ケースが粗大ごみか燃やすごみかプラスチックごみかを確かめる。
割れや黄ばみが無いなら、売る、譲る、自治体の回収に出すことも考える。
1個だけなら、粗大ごみで出すのがいちばん手間がかかりません。
何個もあって手数料が気になるなら、切って出せるかを自治体の案内で確かめてから作業しましょう。
どの方法でも、引き出しの中身を全部出しておくことだけは忘れないでください。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
X(旧Twitter)




