毛布を洗いたいのに、家に毛布が入る大きさの洗濯ネットが無い。
そのまま洗濯機に入れていいのか、迷って手が止まっていませんか。
実は、ネットなしで洗えるかどうかは毛布ではなく洗濯機の種類で決まります。
ネットなしで洗ってよい洗濯機の見分け方と、洗濯機への入れ方、ネットが要る機種のときの洗い方を順番に書いていきます。
毛布をネットなしで洗えるかは洗濯機の種類で決まる
ドラム式と、インバーター制御付きの縦型洗濯機は、毛布用のネットなしで洗える機種が多いです。
パナソニックの公式サイトでは、ドラム式は毛布用の洗濯ネットが要らないと案内されています。
縦型でもインバーター制御がある機種はネット不要で、制御が無い機種はネットが必要という分け方です。
ネットが無い分、洗剤液が毛布にしみ込みやすく、きれいに洗えるとも書かれています。
一方で、ネットか洗濯キャップが必ず要る洗濯機もあります。
シャープの縦型洗濯機は、毛布やカーテンを洗うときに別売の洗濯キャップか大型毛布用丸形ネットを使うよう案内しています。
使わないと、毛布が水の上に浮き上がり、毛布や洗濯機を傷める原因になるそうです。
| 洗濯機の種類 | 毛布用ネット | メーカーの案内 |
|---|---|---|
| ドラム式 | 要らない機種が多い | パナソニックは不要と案内 |
| 縦型(インバーター制御あり) | 要らない機種がある | パナソニックは不要と案内 |
| 縦型(インバーター制御なし) | 要る | パナソニックは必要と案内 |
| 縦型(シャープ) | ネットかキャップが要る | 浮き上がりを防ぐため |
同じメーカーでも機種によって違うので、最後は自分の洗濯機の取扱説明書で確かめてください。
説明書の「毛布」や「大物洗い」のページに、ネットやキャップの絵が描いてあれば、その機種はネットが要ります。
ネットなしの前に毛布の洗濯表示と重さを確かめる
洗濯機で洗えるのは、洗濯表示に洗濯おけのマークがあり、重さが洗濯機の毛布の上限以下の毛布だけです。
手洗いのマークだけなら、洗濯機の毛布コースか手洗いコースを使います。
洗濯おけに×が付いているものや、洗濯表示のタグが無い毛布は、家では洗えません。
洗濯機で洗える毛布の重さの目安
毛布の重さの上限は、洗濯機の容量ごとに決まっています。
パナソニックの縦型では、8〜10kgの洗濯機で4.2kgまで、12kgの洗濯機で6kgまでです。
日立のドラム式(BD-STX130K)の取扱説明書では、ダブルなら6kg以下を1枚、シングルなら1.5kg以下を4枚までとなっています。
洗ってから乾燥までかけるときは、上限がぐっと下がります。
同じ日立の機種で、乾燥までするならダブル1枚3.6kg以下、シングル2枚までです。
家庭用の体重計に毛布を抱えて乗り、自分の体重を引けば重さが分かります。
ネットなしで毛布を洗濯機に入れる流れは6ステップ
ネットなしで洗うときは、汚れを外側にして毛布を巻き、洗濯機の奥まで押し込むのが大事なところです。
ネットが無いと毛布が洗濯槽の中で広がりやすいので、入れ方で差が出ます。
- ベランダで毛布を軽くたたいて、ほこりや髪の毛を落とす
- 襟元など汚れた所に、中性洗剤の原液をつけたタオルを当てて拭く
- 毛布を屏風だたみ(じゃばら折り)にして、汚れた所が外側になるようにくるくる巻く
- 巻いた毛布を洗濯槽に入れ、ドラム式なら毛布の角を奥に向ける
- 毛布コースか大物洗いコースを選び、おしゃれ着用の中性洗剤を入れる
- 水がたまっても毛布が浮いていたら、上から5〜6回押して沈める
屏風だたみにすると、毛布の間まで洗剤液が入りやすくなります。
日立の取扱説明書では、角を奥にしないと運転中に毛布が傷むことがあると書かれています。
縦型洗濯機なら、巻いた毛布が水面より下に収まるよう、底まで押し込んでください。
血液の汚れはお湯で落とそうとすると固まるので、先に水で下洗いします。
静電気が気になる人は、毛布の洗濯でも柔軟剤を入れておくと、乾いたあとの肌ざわりが変わります。
ネットが要る縦型洗濯機なら毛布は浴槽で洗う
ネットが要る洗濯機でネットが無いときは、ネットなしで回さずに、浴槽で毛布を踏み洗いするのが安全です。
ネットなしで回すと浮き上がって傷める、とメーカーが書いている機種で、無理をする理由はありません。
浴槽なら、洗濯機に入らない大きい毛布も同じ方法で洗えます。
浴槽での毛布の洗い方
- 毛布を浴槽の大きさに合わせて屏風だたみにする
- 浴槽にぬるま湯をためて中性洗剤を溶かし、毛布を沈める
- 足で踏んで、毛布の中の汚れを押し出す
- お湯を抜き、きれいなお湯を入れて踏む、を泡が出なくなるまで数回くり返す
- 毛布を浴槽のふちにかけて、30分から1時間ほど水を切る
水を吸った毛布はかなり重くなるので、持ち上げるときは2人でやると楽です。
水を切ったあと、洗濯機の脱水だけを短く使えば、干す時間を短くできます。
毛布を洗濯機で脱水するのは短く干すのはM字
毛布の脱水は短めにして、2本の物干し竿にM字にかけて干すと早く乾きます。
ポリエステルやアクリルの毛布は、水がぽたぽた落ちなくなるくらいの短い脱水で十分です。
ウールの毛布はこすれて傷みやすいので、脱水は30秒から1分にしておきます。
毛布の干し方は2通り
- M字干し……物干し竿2本に毛布をまたがせ、横から見てMの形にする
- 斜め干し……竿に対して毛布を斜めにかけ、しずくを下の角に集める
どちらも途中で毛布を裏返すと、乾きむらが出にくくなります。
天気の良い日なら、午前中に2〜3時間ほど日に当てます。
濃い色の毛布やウールの毛布は色があせやすいので、洗濯表示に陰干しのマークが無くても陰干しが無難です。
部屋で干すときは、扇風機の風を当てると乾くまでの時間が縮みます。
ネットなしの毛布洗いで洗濯機が止まるときの直し方
毛布の洗濯で洗濯機が止まるのは、毛布が片側に寄って回転のバランスがくずれていることが多いです。
ネットが無いと毛布が広がりやすく、脱水のときに片寄りが起きやすくなります。
止まったら、次の順に直してみてください。
- 洗濯機を一時停止して、ふたを開ける
- 毛布を取り出して、縦長に三つ折りにしてから巻き直す
- 巻いた毛布を洗濯槽の真ん中、ドラム式なら奥に入れ直して、運転を再開する
シングルの毛布でも、縦長に三つ折りにしてから巻くと片寄りにくくなるという声が多いです。
何度やっても止まるときは、毛布が洗濯機の上限より重いか、その機種ではネットが要る可能性があります。
無理に続けず、取扱説明書の毛布のページをもう一度見てください。
毛布を洗う日は取扱説明書の毛布のページから開く
ネットなしで毛布を洗っていいかは、洗濯機の取扱説明書の毛布のページを見れば1分で分かります。
洗濯機のふたの裏や側面に貼ってある品番を見て、メーカーのサイトで説明書を開きましょう。
そこで見ておきたいのは、次の3つです。
- 毛布用のネットや洗濯キャップが要るかどうか
- 洗える毛布の重さの上限
- 毛布の入れ方(たたみ方と向き)
ネットが要らない機種なら、この記事の6ステップでそのまま洗えます。
ネットが要る機種なら、ネットをそろえるまでは浴槽で洗えば、毛布も洗濯機も傷めずに済みます。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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