圧縮袋に掃除機が合わないときの対処法は太さを測ってから選ぶ

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布団を圧縮袋に入れて、いざ掃除機を当てたらノズルがバルブに入らない。差し込めたのに空気がほとんど抜けない。

圧縮袋に掃除機が合わない原因は、ノズルの太さ、先の形、吸う力の3つのどれかです。原因が分かれば、テープや筒を足すだけで使えることも多いので、順番に確かめていきましょう。

圧縮袋に掃除機が合わない原因は太さと形と吸う力の3つ

スティック掃除機対応のふとん圧縮袋
まず確かめてほしいのは、ノズルがバルブに「入らない」のか「入るけど抜けない」のかです。

入らないなら太さか形の問題で、入るのに抜けないなら吸う力の問題です。

ここを分けずに対処すると、テープを何重に巻いても直らないということが起きます。

【太さ】掃除機のノズルが圧縮袋のバルブより太い

圧縮袋のバルブの穴は、直径3cm台のものが多いです。

掃除機のノズルがそれより太いと、先が穴に入らず、上から押し当てるだけになります。

押し当てただけだと横から空気を吸ってしまうので、袋はほとんどしぼみません。

反対に、ノズルが細すぎてバルブの中でぐらぐらする場合も、すき間から空気が入ります。

【形】ノズルの先が丸くない掃除機は圧縮袋に合わないことが多い

スティック掃除機や海外メーカーの掃除機には、パイプの先が丸ではなく、楕円や角のある形になっているものがあります。

パイプの中に電気の配線を通している機種もあり、先の形がほかの機種と違います。

丸いバルブに丸くないノズルを当てると、どこかに必ずすき間ができます。

このタイプは、テープで穴をふさぐか、丸い筒をあいだに入れるとつながります。

【吸う力】差し込めても空気が抜けない掃除機

ノズルがきちんと入っているのに空気が抜けないときは、掃除機の吸う力が足りていないことが多いです。

圧縮袋のバルブの中には、空気が戻らないようにする弁が入っています。

この弁を開けるにはある程度の力が要るので、吸う力の弱いハンディクリーナーやスティック掃除機では、弁が開かないまま音だけが大きくなることがあります。

ノズルを差したまま袋を手で軽く押してみて、袋がしぼんでいくなら吸えています。まったく変わらないときは、太さや形ではなく力が足りていないと考えてください。

圧縮袋のバルブと掃除機のノズルの太さを測る方法

定規で2か所を測るだけで、その掃除機が圧縮袋に合うかどうかは前もって分かります。

新しい圧縮袋を買う前や、どの直し方にするか決める前に測っておくと、合わない袋を買い直す手間がなくなります。

  1. 掃除機からブラシやすき間ノズルを外し、パイプの先だけにする
  2. パイプの先の外側の直径を定規で測る
  3. 圧縮袋のバルブのフタを外し、穴の内側の直径を測る
  4. パイプの先の形が丸か、楕円や角があるかを見る

測った数字は、次のように見るとどの直し方にするか決めやすいです。

測った結果 起きること 向いている直し方
ノズルが穴より少しだけ細い ぐらついて空気がもれる テープで周りをふさぐ
ノズルが穴より太い 先が入らない 細い筒をあいだに入れる
ノズルの先が丸くない どこかにすき間ができる 丸い筒やアダプターでつなぐ
形も太さも合っている 弁が開かない 掃除機を変えるか手で抜く

圧縮袋のパッケージに「スティック掃除機対応」と書かれているものは、弱い力でも開きやすい弁や、太さの違うノズルに合わせやすいバルブになっています。

いま使っている掃除機がスティック型だけなら、次に袋を買うときはこの表示があるものを選ぶのがおすすめです。

掃除機が合わない圧縮袋をテープや筒でつなぐ方法

圧縮袋用の掃除機アタッチメント
太さや形が合わないだけなら、家にあるものでつなげます。

いちばん手軽なのはテープでふさぐ方法で、それで足りなければ筒をあいだに入れます。

ノズルと圧縮袋のすき間をテープでふさぐ

ノズルの先をバルブに当て、はみ出した穴やすき間の部分だけをセロハンテープや養生テープでふさぎます。

テープは掃除機ではなく圧縮袋の側に貼ると、掃除機に粘着のあとが残りません。

すき間が小さい場合は、テープを2か所ほど貼るだけで吸えるようになることも多いです。

トイレットペーパーの芯や厚紙で圧縮袋用の筒を作る

ノズルが太くてバルブに入らないときは、細い筒をあいだに入れます。

トイレットペーパーの芯は直径がおよそ4cm弱で、多くのバルブと掃除機のあいだに入れやすい太さです。

  1. 芯の片側に、深さ2〜3cmの切り込みを5〜6か所入れる
  2. 切り込みを入れた側を掃除機のノズルにかぶせる
  3. かぶせた部分をガムテープで巻いて、すき間をなくす
  4. 反対側の口を圧縮袋のバルブに当てて吸う

芯の太さが合わないときは、お菓子の空き箱などの厚紙を15〜20cmほどに切り、バルブに巻きつけて太さを合わせながら筒にする方法もあります。

紙の筒は何度も使うと口がつぶれてくるので、つぶれたら作り直してください。

市販の掃除機用アダプターで圧縮袋につなぐ

毎シーズン圧縮袋を使うなら、圧縮袋用や掃除機用の変換アダプターを1つ用意しておくと毎回テープを貼らずに済みます。

先に向かって段々と細くなっている形のものが多く、ノズルの太さが違っても差し込める位置で止まります。

買う前に、さきほど測ったノズルの直径がそのアダプターの対応する範囲に入っているかを、パッケージで見ておきましょう。

チャックを少しだけ開けて圧縮袋の空気を吸う

どうしてもバルブにつながらないときは、チャックの端を掃除機のノズルが入る分だけ開け、そこから吸う方法もあります。

ノズルの周りを手でふさぎながら吸い、袋がしぼんだらノズルを抜きながら素早くチャックを閉じます。

ただ、抜くときに空気が戻りやすく、バルブから吸うより厚みが残ります。急ぎのときの方法と考えておいてください。

スティック掃除機やコードレスで圧縮袋を吸うときの注意

スティック掃除機やコードレス掃除機で圧縮袋を吸うときは、1回に吸う時間を1分以内にするのがおすすめです。

圧縮袋を吸っているあいだは、掃除機の吸い込み口がふさがった状態になります。

この状態が長く続くと、モーターが熱くなったり、安全のために掃除機が自動で止まったりします。

掃除機の取扱説明書に、圧縮袋で使わないよう書かれている機種もあります。使う前に一度説明書を見て、禁止されている場合はほかの方法にしてください。

コードレス掃除機は強モードで動く時間が短いので、布団のような大きな圧縮袋では途中で電池が切れることがあります。

電池を満タンにしてから始め、1分吸ったら少し休ませる、を2〜3回くり返すと、掃除機に負担をかけずに袋をしぼめられます。

マキタなどの小型のハンディクリーナーは、吸う力が足りずに弁が開かないことが多いです。何度も試して掃除機を傷めるより、次の「掃除機を使わない方法」に切り替えたほうが早いです。

掃除機が合わないなら掃除機を使わない圧縮袋に切り替える

掃除機不要の手巻き圧縮袋
家にある掃除機がどれも圧縮袋に合わないなら、掃除機を使わずに空気を抜けるタイプの袋に変えるのがいちばん確実です。

掃除機を使わない圧縮袋には、次の3つの種類があります。

種類 空気の抜き方 向いているもの
巻くタイプ 袋を端から丸めて空気を押し出す 衣類、旅行の荷物
手押しポンプ付き 付属のポンプを手で押して抜く 衣類、薄手の毛布
電動ポンプで吸う 専用の小さなポンプで吸う 布団、冬物の厚い衣類

巻くタイプは、袋の底に空気の出口があり、端から体重をかけて丸めていくと空気が抜けます。

衣類なら十分に薄くなりますが、布団のように大きいものは手の力だけでは厚みが残りやすいです。

布団をしっかり薄くしたい場合は、電動の吸引ポンプを使うほうが向いています。掃除機と違ってゴミを吸うものではないので、衛生面が気になる人にも使いやすいです。

圧縮袋に掃除機が合ったあとで空気を戻さないための4つのこと

せっかく掃除機をつなげても、入れる前の準備が足りないと数日で袋がふくらんできます。

次の4つを、吸う前に済ませておきましょう。

布団や衣類はよく乾かしてから圧縮袋に入れる

湿気が残ったまま圧縮すると、袋の中でカビやにおいの原因になります。

天日干しや布団乾燥機で乾かしたあと、熱がとれて冷めてから袋に入れてください。

アイロンをかけた直後の衣類も、冷めるまで待ってから入れます。

チャックは乾いた布でふいてから閉じる

チャックにほこりや糸くずが付いていると、そこからすき間ができて空気が入ってきます。

閉じる前に乾いた布でチャックをふき、付属のクリップを端から端まで2回ほど通しておくと安心です。

ぬれた布でふくと、チャックに残った水分がカビの原因になるので避けましょう。

ダウンや羽毛の布団は圧縮しすぎない

羽毛布団やダウンジャケットを強く圧縮すると、中の羽毛が折れて、取り出したあとにふくらみが戻らないことがあります。

羽毛のものは、元の厚みの3〜4分の1くらいでやめておくのが目安です。

羽毛布団の圧縮について洗濯表示や商品タグに注意書きがある場合は、そちらに従ってください。

吸い終わったらノズルを抜いてすぐバルブのフタを閉める

掃除機のスイッチを切ってからノズルを抜くと、その一瞬で空気が戻ります。

スイッチを入れたままノズルを抜き、すぐにバルブのフタを閉めるのがコツです。

フタを閉めたあとに、バルブの周りを手で押して空気がもれる音がしないかも見ておくと、数日後にふくらむのを防げます。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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