ベッド下収納にカビが生えたときの落とし方と戻し方

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久しぶりにベッド下収納を引き出したら、ケースのふたや服に白や黒の点々が付いていた。

ベッド下は、寝ている間の汗と床からの湿気がたまりやすく、収納ケースの中までカビが生えやすい場所です。

ここでは、カビが生えたときにまずやること、中身とケースの落とし方、ベッド下収納にカビを生やさない置き方までを順番に紹介します。

■ベッド下収納にカビが生えたら最初の10分でやること

天馬 フィッツケース ベッド下収納ケース

カビを見つけたら、拭く前に窓を開けて、マスクと手袋を付け、ベッド下収納を部屋の外かベランダへ出します。

部屋の中でケースを開けたり払ったりすると、カビの胞子が寝室に広がります。寝る場所のすぐ近くなので、ここは手間をかけたほうがいいところです。

  1. 窓を2か所開けて、空気の通り道を作る
  2. 使い捨てのマスクとゴム手袋を付ける
  3. ベッド下収納のケースを、ふたを閉めたまま外へ運ぶ
  4. ケースが抜けたベッドの下と床を、明るいライトで照らして見る
  5. カビが付いている場所をスマホで撮っておく

写真を撮っておくのは、あとで掃除が終わったときに、どこを見落としたか確かめるためです。ケースの外だけでなく、ベッドの裏板や床にも生えていることがよくあります。

ぜんそくやアレルギーのある人は、カビの掃除をほかの家族に頼むか、短い時間で区切ってください。せきやかゆみが続くときは、医療機関に相談してください。

■ベッド下収納の中身は洗う物と拭く物と捨てる物に分ける

中身は1つずつ見て、洗える布は洗濯、洗えない物は消毒用エタノールで拭く、黒いカビが布の奥まで入った物は処分と3つに分けます。

全部を一度に洗おうとすると、乾ききらないまま戻してしまい、またカビが生えます。分けてから、乾かせる量だけ片づけていくのが早いです。

中身 カビの状態 どうするか
服やタオル 白っぽい点が表面だけ 洗濯表示を見て洗い、日なたで乾かす
服やタオル 黒い点が繊維に入っている 落ちにくいので処分も考える
布団や毛布 表面だけ クリーニングか丸洗いに出す
革のバッグや靴 白い粉のようなカビ 外で乾いた布で払い、陰干しする
紙の箱や本 点々やしみがある 中身を出して箱は捨てる

黒いカビは色素が繊維に残りやすく、洗っても点が消えないことがあります。カビのにおいが残る物を戻すと、ほかの中身にも移るので、迷ったら手放すほうが後がラクです。

洗濯するときは、洗濯表示で漂白剤が使えるか先に確かめます。塩素系の漂白剤は色柄物の色を抜くので、白い綿の物だけにしましょう。

■ベッド下収納ケースのカビは素材で落とし方が違う

アストロ 不織布 ベッド下収納ケース

ケースは、プラスチックは洗って乾かす、木や桐は消毒用エタノールで拭く、不織布や布は買い替えるのが基本です。

プラスチックのベッド下収納ケースは水で洗える

プラスチックのケースは、外でシャワーをかけて、スポンジでカビをこすり落とします。そのあと乾いた布で水気を取り、半日ほど日なたで乾かします。

こすっても黒い点が残るときは、塩素系のカビ取り剤を使います。使ったあとは水でよく流し、ふたを開けたまま乾かしてください。

木や桐のベッド下収納ボックスは消毒用エタノールで拭く

木は水を吸うので、水拭きをするとかえってカビが残ります。アルコール濃度が70から80パーセントの消毒用エタノールを吹き付け、表面がしっかり湿るまでかけます。

そのまま30分から1時間ほど置いて、乾いた布で拭き取ります。木の色が変わることがあるので、最初は目立たない場所で試しましょう。

不織布や布のベッド下収納ケースは買い替えが早い

不織布は細かい繊維のすき間にカビが入り込み、表面を拭いても中に残ります。カビが出た不織布のケースは、捨てて新しくするほうが確実です。

塩素系のカビ取り剤と、酸性の洗剤やクエン酸を一緒に使うと、有毒なガスが出ます。「混ぜるな危険」と書かれた製品は、同じ日に続けて使わないでください。消毒用エタノールは火が付きやすいので、ストーブやコンロの近くでは使いません。

■ベッドの裏と床のカビもベッド下収納と一緒に落とす

ケースだけきれいにしても、ベッドの裏板や床にカビが残っていると、戻した日からまた広がります。

ケースを出してベッドの下が空いている今が、いちばん掃除しやすいタイミングです。

  1. 床のホコリを、掃除機かフロアワイパーで先に取る
  2. 床と裏板のカビに消毒用エタノールを吹き付ける
  3. 30分ほど置いてから、乾いた布で拭き取る
  4. 扇風機かサーキュレーターをベッドの下へ向けて、半日乾かす

ホコリを先に取るのは、ホコリがカビの栄養になるからです。ホコリの上からエタノールをかけると、湿ったホコリごとカビを床に広げてしまいます。

すのこベッドの板の裏にカビが出ているときも同じやり方です。マットレスの裏まで黒くなっている場合は、表面を拭くだけでは落ちないので、メーカーや専門の業者に相談しましょう。

■ベッド下収納にカビが生える原因は上と下からの湿気

ベッド下にカビが生えるのは、寝ている間の汗が上から、床の冷えで出る結露が下から入り、湿気が逃げないまま残るからです。

寝ている間にかいた汗の湿気は、マットレスを通ってベッドの下へ下りてきます。

床は冬になると冷たくなり、部屋の暖かい空気がふれると水滴になります。上と下から湿気が入るのに、ケースでふさがれて風が通らない。これがカビの生える流れです。

カビは気温が20度から30度、湿度が80パーセントを超えると増えやすくなります。梅雨と夏だけでなく、暖房で部屋を暖める冬の結露の時期も気をつけてください。

■ベッド下収納にカビを生やさない置き方

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戻すときは、床から少し浮かせて、壁とケースの間に5cm以上のすき間を空け、ぎゅうぎゅうに詰めないことが大切です。

  • ケースの下にすのこを敷いて、床とケースの間に風が通るようにする
  • ベッドを壁から10cmほど離して置く
  • ケースどうしの間も、手のひら1枚ぶん空ける
  • ケースの中に除湿剤や調湿用の炭を入れておく
  • 中身は乾いた日に入れる。雨の日や洗濯したての物は入れない

ケースの中に詰め込みすぎると、中の空気が動かず、中身どうしがふれている部分から湿ってきます。8割ほどで止めておくと、出し入れもしやすくなります。

布団の下に除湿シートを敷くのも、上からの湿気を減らすのに役立ちます。シートは湿気を吸うと色が変わる物が多いので、色を見て干しましょう。

■ベッド下収納は月に1回引き出して点検する

カビは生えてから気づくまでに時間がかかります。月に1回、日にちを決めてベッド下収納を全部引き出し、ふたを開けて風を通すだけで、広がる前に見つけられます。

キャスター付きのケースにしておくと、片手で引き出せるので点検が面倒になりません。

  1. 晴れて湿度が低い日の午前中に、窓を開ける
  2. ケースを全部引き出し、ふたを開けて1時間ほど置く
  3. ケースの角とふたの裏、ベッドの裏板をライトで照らして見る
  4. 床のホコリを取ってから、ケースを戻す

点々を早く見つければ、エタノールで拭くだけで済みます。服を何枚も捨てることになる前に、月に1回の点検を習慣にしてみてください。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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