圧縮袋の使い方は掃除機で1分 布団を半分の厚さにする手順

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衣替えで布団を押し入れにしまおうとしたら、もう入らない。

圧縮袋を買ってきたものの、掃除機をどこに当てればいいのか、どれくらい吸えばいいのか分からず手が止まっていませんか。

圧縮袋の使い方は、乾かす、入れる、閉じる、掃除機で吸う、の4つだけです。掃除機に負担をかけない吸い方と、入れてはいけない物、出したあとの戻し方まで順番に紹介します。

圧縮袋は掃除機で1分ほど吸えば厚さが半分以下になる

衣類圧縮袋 くるっシュー

掃除機を使う圧縮袋は、空気の出口に掃除機を当てて1分ほど吸えば、布団や衣類の厚さが半分以下になります。

かさばる掛け布団でも、押し入れの1段の中で場所を取らなくなります。

吸う時間は長ければいいわけではありません。袋の中の空気が抜けて、布団の形がぺたんと平らになったら、そこで掃除機を外します。

圧縮袋には、空気の出口の形で2つの種類があります。

種類 掃除機を当てる場所 向いている物
バルブ式 袋についた丸いバルブ 布団、毛布など大きい物
チャック式 閉じたチャックの端を数cm開けたすき間 衣類、タオルケットなど

バルブ式は掃除機を当てるだけなので楽ですが、掃除機の吸込口の太さがバルブに合うかどうかを先に見ておく必要があります。

チャック式はバルブが無いぶん空気がもれる場所が少なく、時間がたっても空気が入りにくい作りです。

圧縮袋に入れる前に布団と衣類をしっかり乾かす

圧縮袋に入れる物は、洗うか干すかしたあと、湿気が残っていない状態にしてから入れます。

汚れや湿気が残ったまま密閉すると、袋の中でシミやカビが出やすくなります。圧縮袋は空気が通らないぶん、中の湿気も外へ逃げません。

布団なら、晴れた日に干すか、ふとん乾燥機をかけてから入れましょう。

干したあとの布団は温かいままなので、すぐに袋へ入れると、冷えるときに袋の内側に水滴がつきます。熱が抜けて手で触って冷たく感じるまで、少し置いてから入れるのがおすすめです。

衣類は洗濯して乾かしたものを入れます。1日着ただけのセーターでも、汗や皮脂が残っていると黄ばみの原因になります。

雨の日や、部屋の湿度が高い日は圧縮袋の作業を避けたほうがいいです。袋の中に湿った空気ごと閉じ込めることになります。

掃除機で吸う圧縮袋の使い方 バルブ式とチャック式

アール まるごとふとん一式 圧縮袋 バルブ式

バルブ式はバルブのふたを開けて掃除機を当て、チャック式は端を数cmだけ開けて掃除機のノズルを差し込みます。

どちらも、掃除機の吸込口についているブラシやヘッドは外して、ホースの先のパイプだけで吸います。

バルブ式の圧縮袋の使い方

  1. 手順1 布団をたたんで、圧縮袋の大きさに合わせて入れる
  2. 手順2 付属のスライダーでチャックを端から端まで閉じる
  3. 手順3 閉じたチャックを指でなぞって、閉め残しがないか確かめる
  4. 手順4 バルブのふたを開けて、掃除機のパイプをまっすぐ当てる
  5. 手順5 掃除機を動かして、布団が平らになったらすぐに外す
  6. 手順6 バルブのふたを閉める

布団の厚みが均一になるように、たたむときに角をそろえておくと、圧縮したあとの形が四角くなり押し入れに並べやすくなります。

チャック式の圧縮袋の使い方

  1. 手順1 衣類をたたんで袋に入れる
  2. 手順2 チャックを閉じて、片方の端だけ3〜5cm開けておく
  3. 手順3 開けたすき間に掃除機のパイプの先を差し込む
  4. 手順4 すき間をパイプのまわりで手で押さえながら吸う
  5. 手順5 平らになったら、パイプを抜きながら残りのチャックを一気に閉じる

チャック式は、パイプを抜いてからチャックを閉じるまでの間に空気が戻りやすいです。抜く手とチャックを閉じる手を分けて、同時に動かすと戻る空気が少なくなります。

チャックの内側にほこりや糸くずがはさまると、そこから空気が入ります。閉じる前に、チャックの内側を乾いた布で軽くふいておくと空気がもれにくくなります。

掃除機の吸込口をふさぎ続けると本体に負担がかかる

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圧縮袋に掃除機を使うときは、空気が抜けたらすぐに外し、吸込口をふさいだまま動かし続けないことが大事です。

掃除機は、吸い込んだ空気でモーターを冷やしながら動いています。圧縮袋で吸込口がふさがると、入ってくる空気が減ってモーターが熱を持ちます。

掃除機メーカーの取扱いの案内でも、吸込口を長い時間ふさぐと本体に負担がかかり、保護装置が働いて運転が止まることがあると書かれています。掃除機を掃除以外に使うこと自体をすすめていないメーカーもあります。

圧縮袋で掃除機を使うなら、次の3つを守ると負担が少なくなります。

  • 1回に吸う時間は1分ほどで止める
  • 紙パックやダストカップがいっぱいのときは、先に捨ててから使う
  • 途中で掃除機が止まったら、熱が冷めるまで使わない

コードレス掃除機は吸う力が足りないことがある

コードレス掃除機やハンディタイプは、吸う力が弱めのものがあります。

布団1枚ぶんの大きな圧縮袋では、空気が抜けきる前にバッテリーが減ったり、平らになりきらなかったりすることがあります。

使っている人からは、衣類用の小さな袋なら問題なく吸えたという声が多いです。布団の袋で吸いきれないときは、強モードに切り替えるか、袋の上から手で押して空気を先に出しておくと抜けやすくなります。

羽毛布団や革製品は圧縮袋に入れない

羽毛が入った物、革製品、毛足の長い物、ツヤのある生地は圧縮袋に入れないほうがいいです。

羽毛布団やダウンジャケットは、強く押しつぶすと羽根が折れて、袋から出してもふくらみが元に戻らないことがあります。

羽毛布団は、収納中も空気が通る状態にしておきたい寝具です。圧縮袋ではなく、綿などの通気性のある布の袋に入れて、湿気の少ない上の段にしまうのがおすすめです。

ほかにも、次の物は圧縮袋に向きません。

入れない物 理由
羽毛布団、ダウンジャケット 羽根が折れてふくらみが戻りにくい
革のジャケット、革のバッグ しわや折り目が戻らない
毛足の長いファー、ボア 毛が寝たまま立たなくなる
ツヤのある生地 折り目が線になって残る

羽毛布団を圧縮したいときは、圧縮の強さを弱めにできる羽毛対応の圧縮袋を選び、平らになりきる手前で止めましょう。

圧縮袋の保管は半年までで出したあとは干して戻す

圧縮袋に入れたまま置いておくのは、約6か月までが目安です。

6か月を超えると、圧縮袋から出しても布団や衣類のふくらみが戻りにくくなります。ウールの布団は、ポリエステルや羽毛の布団より戻りにくいという声が多いです。

夏物と冬物の入れ替えなら、半年ごとに袋から出すことになるので、ちょうどこの目安に収まります。半年より長くしまう物は、一度出して干してから、もう一度圧縮し直しましょう。

圧縮袋から出した布団を元に戻す手順

  1. 手順1 バルブのふたかチャックを開けて、空気を入れる
  2. 手順2 袋から出して、たたみ目をのばしながら広げる
  3. 手順3 晴れた日に片面1時間ずつ干すか、ふとん乾燥機をかける
  4. 手順4 軽く手でたたいて、中のわたをほぐす

出してすぐはぺたんとしていても、干して空気を含ませると、厚みが戻ってきます。使う前日に出しておくと、夜には寝られる状態になっています。

圧縮袋は、何度か使うとチャックやバルブがゆるんで空気がもれやすくなります。保管中に袋がふくらんできたら、袋の替えどきと考えてください。

掃除機を使わずに圧縮袋の空気を抜く方法

掃除機に負担をかけたくないときは、手で巻いたり体重をかけたりして空気を抜く圧縮袋を使います。

衣類用の圧縮袋には、袋の端に空気の出口がついていて、チャックを閉じたあと端からくるくる巻くだけで空気が抜けるタイプがあります。

使い方は、衣類を入れてチャックを閉じ、出口と反対の端から体重をかけて巻いていくだけです。旅行の荷物を小さくしたいときにも使えます。

ただし、手で巻くタイプは掃除機で吸うより空気が残りやすく、厚さは半分ほどまでです。布団のような大きい物を薄くしたいときは、掃除機で吸うバルブ式のほうが早く終わります。

圧縮袋を掃除機で使う前に確かめる5つのこと

圧縮袋の使い方で失敗が出やすいのは、湿気、閉め残し、掃除機の吸いすぎの3か所です。

作業を始める前に、次の5つを確かめておくと、袋をしまったあとに困ることがほとんどなくなります。

  • 布団や衣類は洗うか干すかして、熱が冷めている
  • 羽毛や革など、入れてはいけない物が混ざっていない
  • チャックを最後までなぞって閉め残しがない
  • 掃除機の紙パックやダストカップが空いている
  • 掃除機は布団が平らになったらすぐ外す

しまった日をメモして袋に貼っておくと、半年の目安を過ぎていないかがすぐ分かります。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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