ベッド下収納を久しぶりに開けたら、服や布団に白や黒のカビが出ていた。
原因のほとんどは、寝ている間の汗の湿気とホコリが、閉じた収納の中にたまったことです。
ここでは、ベッド下収納がカビたときにすぐやることと、物ごとの落とし方と捨てる目安、次にカビさせない使い方を順に紹介します。
ベッド下収納がカビたらまず中身を全部出して乾かす
カビを見つけたら、拭く前にベッド下収納の中身を全部出して、収納と中身の両方を乾かすのが先です。
中が湿ったまま拭いても、残った湿気でまたカビが広がります。
次の順番で進めてください。
- 窓を2か所開けて、部屋の空気が通るようにする
- マスクと使い捨て手袋をつける
- 引き出しやケースの中身を全部出し、カビている物とそうでない物に分ける
- カビている物は、ほかの物に触れないようにポリ袋に入れる
- 空になった引き出しやケースを、風通しのよい場所で半日ほど乾かす
- ベッドの下の床のホコリを掃除機で吸う
カビていないように見える物も、同じ場所にあったならいったん外に出して風に当てましょう。
カビのにおいがする物は、見えないところに広がっていることが多いです。
【物別】カビた物の落とし方と捨てる目安
カビた物は、洗える物は洗い、洗えない物は表面を拭いて乾かし、奥まで黒くなった物は処分するのが基本です。
物によって落とせる程度が違うので、種類ごとに分けて紹介します。
カビた衣類とタオルは洗濯して日に当てる
洗濯表示で水洗いできる服は、まず普通に洗濯します。
白い綿の物なら、洗濯表示で使えることを確かめてから、酸素系漂白剤をつけ置きすると薄いカビのシミが目立たなくなります。
洗ったあとは、生乾きのまま戻さず、しっかり乾かしてからしまってください。
何度洗っても黒い点が残る服は、生地の中までカビが入っています。下着や肌に直接触れる物なら、処分したほうが気持ちよく使えます。
カビた布団と毛布は家で洗えなければクリーニングへ
布団は中綿までカビが入ると、家庭では落としきれません。
表面に少し出ているだけなら、天日干しと布団乾燥機で乾かし、掃除機で表面を吸っておきます。
中綿まで広がっている、においが取れないという場合は、布団のクリーニングに出すか買い替えを考えましょう。
革のバッグや靴 表面を拭いて陰干しする
革製品はベッド下でいちばんカビやすい物です。
表面の白いカビは、乾いた布で外に向かって払ってから、革用のクリーナーで拭いて陰干しします。
水拭きや日光に長く当てると革が傷むので避けてください。高いバッグや思い出の品は、自分で触る前に革製品の修理店に相談するのが安全です。
本と紙類 ページの中までカビていたら処分
紙はカビを吸い込みやすく、ページの中まで点々と出ていると取りきれません。
表紙に少しだけなら、乾いた布で払ってから風通しのよい場所で乾かします。
中までカビている本やアルバムは、ほかの本に移る前に処分を考えましょう。
プラスチックの収納ケース 洗って乾かせば使える
プラスチックのケースは水を吸わないので、洗えばまた使えます。
中性洗剤で洗って水気を拭き取り、日陰でしっかり乾かしてください。
角や溝に黒い点が残るときは、消毒用エタノールを布に含ませて拭くと落としやすいです。
木製やMDFの引き出し 奥まで黒いなら買い替え
収納付きベッドの引き出しや木製のボックスは、表面だけなら消毒用エタノールで拭けます。
MDFという木の粉を固めた板は水分を吸いやすく、一度カビると中まで入りやすい素材です。
拭いても黒い色が残る、においが取れないときは、引き出しを買い替えたほうが早いです。
| カビた物 | 家でできること | 処分を考える目安 |
|---|---|---|
| 衣類とタオル | 洗濯して完全に乾かす | 洗っても黒い点が残る |
| 布団と毛布 | 干して表面を掃除機で吸う | 中綿までカビてにおう |
| 革製品 | 払ってクリーナーで拭き陰干し | 色が変わって戻らない |
| 本と紙類 | 払って風に当てる | ページの中まで点がある |
| プラスチックケース | 洗ってエタノールで拭く | ほぼ無し |
| 木製とMDFの引き出し | エタノールで拭いて乾かす | 奥まで黒くにおいが残る |
ベッド下収納のカビ取りで気をつけたい3つのこと
カビ取りでいちばん気をつけたいのは、塩素系の漂白剤を酸性の洗剤と一緒に使わないことです。
ほかにも、家具や床を傷めないための注意があります。
カビ取り剤と酸性の洗剤を混ぜない
塩素系の漂白剤やカビ取り剤と、酸性の洗剤やクエン酸が混ざると、有毒なガスが出ます。
容器に「まぜるな危険」と書かれている物は、同じ日に続けて使うのもやめておきましょう。
木の部分と床に漂白剤を使わない
木のベッドフレームやフローリングに塩素系の漂白剤をかけると、色が抜けたりシミになったりします。
家具のメーカーによっては、薬剤で傷んだ場合は保証の対象外になることもあります。
木の部分は、消毒用エタノールで拭いて乾かすところまでにしておくのが無難です。
体調が気になるときは作業を人に任せる
カビの掃除中は、胞子を吸い込まないようにマスクをつけ、終わったら手を洗いましょう。
ぜんそくやアレルギーがある人は、自分で作業せず家族に頼むか、専門の業者に相談してください。
せきが続くなど体調に変化があるときは、医療機関に相談しましょう。
ベッド下収納がカビた原因は湿気とホコリと詰め込み
ベッド下収納がカビるのは、湿気がたまる、空気が動かない、ホコリがたまるの3つが重なるからです。
カビは湿度が高く、ホコリや汚れがある場所で増えます。ベッド下は、この条件がそろいやすい場所です。
寝ている間の汗がベッドの下にたまる
人は寝ている間にコップ1杯ほどの汗をかくといわれています。
その湿気はマットレスを通って下へ抜け、ベッド下の収納にこもります。
床板がすき間の無い板になっている収納付きベッドは、とくに湿気が抜けにくいです。
壁にすき間なくつけていて空気が通らない
ベッドを壁にすき間なくつけると、壁との間の空気が動かなくなります。
外壁に面した壁は冬に結露しやすく、そこから湿気がベッド下に入ることもあります。
中身を詰め込みすぎている
収納ケースに服や布団をぎゅうぎゅうに詰めると、中の空気が入れ替わりません。
一度しまったら何か月も開けない状態も、湿気がこもる原因になります。
ベッドの下を掃除していない
ベッドの下は見えないので、ホコリがたまりやすい場所です。
ホコリは湿気を吸い、カビのえさにもなります。
再発させないベッド下収納の使い方
カビをくり返さないためには、週に1回は引き出しを開けて空気を入れ替え、中身は収納の半分くらいにとどめるのがいちばん効きます。
具体的には、次のことを続けてください。
- 週に1〜2回、晴れた日に引き出しやケースを全部開けて空気を入れ替える
- ベッドは壁から5〜10cmほど離して置く
- 除湿剤や湿気取りシートを入れ、2〜3か月ごとに交換する
- 服や布団は、洗ってしっかり乾かしてからしまう
- 月に1回はベッドの下を掃除機で掃除する
- 3か月に1回は中身を全部出して、風に当てる
毎日使う下着やタオルを入れておくと、開け閉めの回数が自然に増えて湿気がこもりにくくなります。
逆に、何か月も開けない物ばかり入れると、気づいたときにはカビていた、ということになりがちです。
ベッド下収納に入れてよい物と避けたい物
ベッド下に入れる物を選ぶだけでも、カビの被害はかなり減らせます。
| 入れてよい物 | 避けたい物 |
|---|---|
| 毎日使う下着やタオル | 革のバッグや靴 |
| プラスチックのケースに入れた季節の服 | 着物や高価な服 |
| 防災用品や水のボトル | 写真やアルバム、大切な本 |
| プラスチック製の季節用品 | 洗っていない服や生乾きの物 |
ビニール袋より不織布の袋を使う
布団や服をビニール袋に入れてしまうと、中の湿気が逃げません。
布団をしまうときは不織布の布団収納袋を使い、服は通気口のあるケースに入れるのがおすすめです。
床板がすのこのベッドにする
何度もカビる場合は、ベッドそのものを見直すのも1つの方法です。
床板がすのこになっていると、マットレスの湿気が下へ抜けやすくなります。
ただし、すのこでも下に物を詰め込めば湿気はこもるので、換気は続けてください。
ベッド下収納のカビでよくある質問
ベッド下収納のカビについて、よく聞かれることに答えます。多くの場合、乾かして拭けば収納そのものはまた使えます。
カビた収納ケースはまた使える?
プラスチックのケースなら、洗って乾かせばまた使えます。
木製やMDFの引き出しで、拭いても黒い色やにおいが残る場合は、買い替えを考えましょう。
除湿剤を入れていたのにカビたのはなぜ?
除湿剤は、2〜3か月ほどで水がいっぱいになり効かなくなります。
入れっぱなしで交換していなかったり、中身を詰め込みすぎていたりすると、除湿剤だけでは追いつきません。
カビのにおいだけが残るときは?
見えるカビを取ったあとでもにおいが残るなら、どこかにカビが残っています。
引き出しの裏側やベッドの床板の裏も確かめて、エタノールで拭いてから乾かしてください。
カビたベッド下収納は乾かしてから半分の量で戻す
カビを取り終えたら、収納がしっかり乾いたのを確かめてから、元の半分くらいの量で戻すのがおすすめです。
戻すときは、入れる物を見直して、革製品や大切な紙類は別の場所に移しましょう。
そのうえで、週に1回引き出しを開けるだけでも、同じ場所がまたカビる心配はかなり減ります。
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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