マットレスとはベッドフレームに置く厚い寝具|敷布団やベッドマットとの違い

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ベッドを買おうとして、マットレスが別売りだと知って戸惑う人は多いです。

マットレスとは、ベッドフレームの上に置いて体を支える厚みのある寝具のことです。

敷布団やベッドマットとは役目が違うので、ここを取り違えると寝心地が合わなくなります。

読み終わるころには、ベッドに何をどの順番で敷けばいいかが分かります。

■マットレスとはベッドの上で体を支える厚い寝具

ポケットコイルマットレス
マットレスは、ベッドフレームや床の上に置く厚みのある寝具です。

中にはコイル(ばね)やウレタンなどのクッション材が入っています。

体の重さを分散して、寝ている姿勢を支えるのがマットレスの役目です。

ベッドフレームは、マットレスを乗せるための台です。

フレームの床板は板やすのこなので、そのまま寝ると背中や腰が硬い板に当たります。

つまりベッドで寝るには、フレームとマットレスの2つがそろって初めて形になります。

ややこしいのは、言葉の使われ方です。

英語圏では、マットレスといえばベッド用の厚い寝具のことを指します。

日本では床に置く三つ折りのものや、敷布団の下に敷く薄いものまでマットレスと呼ばれています。

「ベッドマットレス」は、ベッドフレームに置くことを前提にしたマットレスのことです。厚みがあり、上に敷布団を重ねなくてもそのまま寝られます。

店や通販で迷ったら、名前より厚みと中身を見るのが確実です。

■敷布団との違いは厚みと中身と置く場所

三つ折りの高反発ウレタンマットレス
マットレスと敷布団は、どちらも体の下に敷く寝具です。

違いは厚み、中の素材、置く場所の3つです。

項目 マットレス 敷布団
厚み 10cm以上が多い マットレスより薄い
中の素材 コイル、ウレタン、ラテックス、ファイバー 綿、ポリエステル、羊毛
置く場所 ベッドフレームの上 床や畳の上
しまい方 置いたままが基本 毎朝たたんで押し入れへ

マットレスは敷布団より弾力があり、寝返りを打ちやすいのが長所です。

その代わり、大きくて重いので、たたんでしまうことはあまりできません。

部屋が狭く、昼間は床を広く使いたい人には敷布団が向いています。

腰や背中の負担を減らしたい人や、毎朝の上げ下ろしが面倒な人はマットレスのほうがラクです。

中間の選び方として、三つ折りにできるウレタンのマットレスもあります。

床に敷いて寝られて、朝は折りたたんで部屋の隅に立てておけます。

■ベッドマットは寝心地を変えるための薄い敷物

ベッドマットという言葉も、マットレスとよく混同されます。

ベッドマットは、マットレスの上に重ねて硬さや寝心地を変えるための薄い敷物です。

コアラマットレスの公式ブログでは、ベッドマットは10cm未満の厚みがほとんどで、マットレスは10cm以上が一般的と紹介されています。

ベッドマットは軽くて持ち運びやすい反面、中身が単純なぶん長く使うとへたりやすくなります。

ただし、日本では厚手のベッド用マットレスを「ベッドマット」と呼んで売っている店もあります。

商品名だけで判断せず、厚みの数字を見てください。

10cm未満なら上に重ねる用、それ以上なら単体で寝るマットレスと考えてOKです。

マットレスがへたって腰が沈むときに、上からベッドマットを重ねても沈みはなくなりません。へたりが気になるなら、マットレスそのものの買い替えを考えたほうが早いです。

今のマットレスが硬すぎる、または少しだけ柔らかくしたいという場合に使うのが、ベッドマットの本来の使い方です。

■ベッドはフレームとマットレスを別々にそろえる

ベッドは、フレームとマットレスが別々に売られていることが多いです。

フレームだけを注文して、届いてからマットレスが無いことに気づく人もいます。

ベッドを買うときは、フレームとマットレスのサイズを同じ規格でそろえましょう。

  • シングル 97×195cm(大人1人)
  • セミダブル 120×195cm(大人1人でゆったり)
  • ダブル 140×195cm(大人2人)
  • クイーン 160×195cm(大人2人でゆったり)

寸法はエアウィーヴの記事に載っている標準の大きさです。

メーカーによって数cm違うことがあるので、フレームの内側の寸法とマットレスの寸法は必ず見比べてください。

厚みも見ておきたいところです。

コイルのマットレスは厚さ25cm前後のものが多く、薄いウレタンだと7cmから8cmほどです。

同じフレームでも、厚いマットレスを乗せると腰かけたときの高さが20cm近く変わります。

フレームの床板がすのこなら、マットレスの下にも空気が通ります。

マットレスは寝汗を吸うので、床板の通気も一緒に見ておくと湿気がこもりにくくなります。

■種類はボンネルとポケットとウレタンの3つから選ぶ

ボンネルコイルマットレス
ベッド用のマットレスは、中身の違いでいくつかに分かれます。

迷ったら、ボンネルコイル、ポケットコイル、ウレタンの3つから選べば大きく外しません。

種類 支え方 向いている人 寿命の目安
ボンネルコイル つながったばねが面で支える 硬めが好きな人 6〜8年
ポケットコイル 独立したばねが点で支える 横向きで寝る人、2人で寝る人 8〜10年
高反発ウレタン 押し返す力で支える 寝返りが多い人 6〜8年
低反発ウレタン ゆっくり沈んで包む 細身の人 3〜5年

寿命はエムールの記事にある目安で、使い方によって前後します。

ボンネルコイルは、ばね同士が針金でつながっているので、体を面で受け止めます。

硬めの寝心地になりますが、寝返りのゆれが隣に伝わりやすいので、2人で寝るなら気をつけてください。

ポケットコイルは、ばねが1つずつ袋に入っていて、体の出っぱったところだけが沈みます。

家具店のラシクが100人に聞いたアンケートでは、57.4%がポケットコイルを使っていました。

ウレタンはコイルを使わないぶん軽く、立てかけて湿気を逃がしやすいです。

ほかにも、ゴムの木から作るラテックスや、洗えるファイバー素材のマットレスもあります。

ラテックスは弾力がありますが重く、ゴムのにおいが気になる人もいます。

■ベッドに敷く順番はマットレスの上に敷きパッドとシーツ

マットレスの上に何をどう敷くかも、迷いやすいところです。

基本は、フレームの上にマットレス、その上に敷きパッド、いちばん上にシーツの順です。

  1. ベッドフレームにマットレスを乗せる
  2. マットレスの上にベッドパッドか敷きパッドを敷く
  3. いちばん上にボックスシーツをかぶせる

ベッドパッドや敷きパッドは、寝汗を吸ってマットレスを汚れから守ります。

マットレス本体は洗えないものが多いので、洗濯機で洗えるパッドを選んでおくと後がラクです。

マットレスの上に厚い敷布団を重ねるのは避けたほうがいいです。

湿気がこもってカビの原因になり、マットレスが体を支える働きも弱くなります。

ウレタンのマットレスは熱と日光に弱いので、天日干しは避けて陰干しにしてください。床に直接置くと湿気がたまりやすいので、使わない日は壁に立てかけて底面を乾かしましょう。

同じ場所ばかり沈まないように、頭側と足側を入れ替えるのもおすすめです。

エムールでは、自社のマットレスについて3か月ごとの入れ替えをすすめています。

■最初の1枚はポケットコイルを基準に寝比べる

マットレスとは何かが分かったら、あとは自分の体に合う1枚を選ぶだけです。

最初の1枚は、ポケットコイルを基準にして、硬いか柔らかいかを寝比べると決めやすいです。

  1. 部屋とフレームの寸法を測り、シングルかセミダブルかを決める
  2. 仰向けで寝るか、横向きで寝るかを思い出す
  3. 店で5分ほど横になり、首から腰までがまっすぐか見てもらう

仰向けで腰が沈みすぎるなら、もう少し硬いものが合います。

横向きで肩が痛くなるなら、柔らかめのほうが向いています。

体重が軽い人は薄めのウレタンでも底つきしにくく、しっかりした体格の人は厚みのあるコイルが安心です。

ネットで買う場合は、返品や交換ができる期間があるかを先に見ておきましょう。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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