ウォールシェルフのデメリットは5つ 付ける前に確かめたい壁と重さ

wall shelf 収納用品
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ウォールシェルフを付けたいけれど、落ちないか、壁に穴が残らないかが気になって手が止まっていませんか。デメリットの多くは、壁の種類と載せる物の重さを確かめずに付けたときに出ます。ここでは、ウォールシェルフのデメリットを5つに分けて、それぞれ付ける前に何を確かめればいいかを紹介します。読み終わるころには、自分の部屋に付けてよいかどうかを決められるはずです。

ウォールシェルフのデメリットは何がある?

壁に付けた木製のウォールシェルフ

よく挙がるデメリットは、重さの制限、壁の穴や跡、ほこり、生活感、付けられない壁があることの5つです。比較記事やメーカーのコラムを5本読むと、どれもこの5つに触れていました。

5つのうち、あとから困りやすいのは重さと穴の2つです。ほこりと生活感は、付けたあとでも置く物を変えれば減らせます。重さと穴は、付けてからでは直しにくいので先に確かめておきましょう。

デメリット 起きる理由 付ける前に確かめること
重い物を置けない ピンや粘着シールで留めている 載せる物の重さと耐荷重
壁に穴や跡が残る ネジやピンを壁に刺す 賃貸の契約書と取り付け方
ほこりがたまる 扉や背板が無い 掃除する高さに付けるか
生活感が出る 置いた物がすべて見える 置く物を先に決めたか

5つ目の「付けられない壁がある」は、次の見出しで重さの話と一緒に紹介します。

棚が落ちる原因は壁に合わない留め方と重さ

落ちる原因の多くは、壁の種類に合わない取り付け方をしているか、耐荷重を超えて物を載せていることです。棚そのものが壊れるより、留め具が壁から抜けて落ちることのほうが多いです。

ピンとシールは重い物に向かない

取り付け方は、ネジ、ピン、ホッチキス、つっぱり、粘着シールの5つに分かれます。いちばん重さに強いのは、壁の裏の柱にネジで留める方法です。ピンやシールで留める棚は、小物を飾るくらいの重さまでと考えておきましょう。

比較記事では、小物なら2〜3kg、観葉植物や化粧品なら5kgくらいが目安として挙げられています。ただ、耐荷重は商品ごとに違います。必ずその棚の説明書に書かれた数字を見てください。

本は思っているより重い

ウォールシェルフに本を並べたくなる人は多いですよね。本は1冊ずつなら軽くても、棚の幅いっぱいに並べると数kgになります。ピンで留める棚の耐荷重を、本だけで超えてしまうことがあるんです。並べる前に、キッチンのはかりで本をまとめて量ってみてください。

本や食器を載せたい場合は、ネジで柱に留める棚か、床から天井までつっぱるタイプのほうが向いています。

粘着シールで付ける棚は、時間がたつと粘着力が弱くなってはがれることがあります。重い物を載せたままにしないでください。

コンクリートの壁にはピンが刺さらない

石膏ボード用のピンやホッチキスは、コンクリートの壁や硬い木の壁には刺さりません。石膏ボードでも、裏に柱がある場所ではピンが入らないことがあります。これがデメリットの5つ目、付けられない壁があるという点です。

賃貸で穴を開けると退去時にお金がかかる?

ピンで取り付けるタイプのウォールシェルフ

画鋲やピンの小さな穴なら、借りている人の負担にならないとされています。ネジや釘の穴は、借りている人の負担になることが多いです。

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、画鋲やピンの穴で下地ボードの張り替えが要らない程度のものは、ふつうに暮らして付く傷として扱われています。一方で、重い物を掛けるためのくぎ穴やネジ穴は、画鋲より深く広いため、借りている人の負担になりやすいと書かれています。

ただし、これは国のガイドラインで、実際の負担は契約書の特約で決まることがあります。穴の数が多い場合や、同じ場所に何度も刺して穴が広がった場合は、ピンでも負担になることがあります。

賃貸の部屋に付けるときは、契約書の原状回復の項目を読んでから付けましょう。書かれていないときは、管理会社に「ピンの棚を付けてよいか」を聞いておくと退去のときに困りません。

ほこりと生活感は付ける高さと置く物で減らせる

ほこりは手が届く高さに付けること、生活感は置く物を先に決めることで減らせます。どちらも付けたあとから直せるので、あまり心配しすぎなくて大丈夫です。

ほこりは目線より少し上までに付ける

ウォールシェルフには扉も背板も無いので、棚板の上にほこりがたまります。高い場所に付けると掃除のたびに踏み台が要り、だんだん掃除しなくなります。立ったまま手が届く高さに付けておくと、週1回拭くだけで済みます。

生活感は物を詰めすぎたときに出る

置いた物がすべて見えるので、物の数が増えるとごちゃごちゃして見えます。棚に置く物は、使う物か飾る物のどちらかに決めておきましょう。1枚の棚に置くのは3つまで、と決めておくと増えすぎません。

細かい物をまとめて置きたいときは、同じ色の箱やかごに入れてから棚に置くと、見た目がそろいます。

付ける前に壁を確かめる3ステップ

付ける前にやることは、壁の種類を知る、柱の位置を探す、水平を取るの3つです。ここを飛ばすと、落ちる、穴が増える、棚が傾くのどれかが起きやすくなります。

  1. ステップ1 目立たない場所に押しピンを刺してみる。白い粉が付けば石膏ボード、刺さらなければコンクリートか硬い木の壁です
  2. ステップ2 ネジで留めるなら、壁を軽くたたいて音が詰まって聞こえる場所を探す。そこが柱のある場所です
  3. ステップ3 棚の位置に印を付けて、水平かどうかを確かめてから留める

たたいた音だけでは柱の位置を外すこともあります。重い物を載せる棚なら、管理会社や家を建てた会社に柱の位置を聞いておくと確実です。

ステップ1で刺さらなかった壁には、ピンやホッチキスで付ける棚は使えません。この場合は、つっぱるタイプか床に置く棚を考えましょう。

石膏ボードの壁に、柱の無い場所でネジを直接留めると、重さでネジが抜けやすくなります。ネジで留めるなら柱の位置に合わせるのが基本です。

寝る場所の上とドアの近くには付けない

奥行のある木製のウォールシェルフ

寝る場所の真上、ドアの近く、湿気がこもる場所の3か所は避けたほうがいいです。比較記事では取り付け方の話が中心で、どこに付けるかまで書いている記事はほとんどありませんでした。

ベッドやソファの真上

地震で揺れたときや、留め具が抜けたときに、棚や載せた物が真下に落ちます。寝ている間は避けられないので、ベッドの頭の上には付けないようにしましょう。子どもが遊ぶ場所の上も同じです。

ドアの開け閉めで当たる場所

ドアの横や通り道に付けると、肩や荷物が当たって棚が揺れます。ピンで留めている棚は、何度も当たるうちに留め具がゆるみます。通り道からは、棚の奥行の分だけ離して付けておくと安心です。

洗面所や窓ぎわなど湿気がこもる場所

木製の棚は湿気でカビが出たり反ったりすることがあり、スチールの棚は塗装がはがれた所からさびることがあります。洗面所に付けるなら、湿気に強い素材かどうかを説明書で確かめてから選びましょう。

ウォールシェルフは軽い物を飾る人なら付けていい

小物や写真を飾りたい人なら、ピンで付けるウォールシェルフで十分です。本や食器を置きたい人は、柱にネジで留める棚か、つっぱるタイプを選びましょう。

迷ったときは、次の順で決めてみてください。

  • 置きたい物の重さを量る
  • 押しピンで壁の種類を確かめる
  • 賃貸なら契約書を読むか、管理会社に聞く
  • 寝る場所の上とドアの近くを避けて位置を決める

この4つを済ませてから付ければ、ここで紹介したデメリットのほとんどは起きません。まずは置きたい物をキッチンのはかりに載せて重さを量るところから始めてみてください。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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